コタキナバル市内ではシグネル ホステル (Signel Hostel)というカプセルホテルのような個室感のあるドミトリータイプのホテルに泊まったので、いろいろ語ってみたいと思う。
おおまかに、アタリかハズレかと問われれば、自分の中では確実に当たりだったと言える。
とはいえ、ん?と感じたポイントはあったから、それらについても感想を述べたい。
ホテルの場所
Signel Hostelの場所は、街の中心であるCenter PointのすぐそばのSinsuran(シンスラン)地区の中。ちょうどホテルメリディアンの裏手にあたり、わかりやすい場所。
エリア一帯には長方形の建物が綺麗に並んでいますが、その仕切りの通路にはLorong Sinsuran 1~5と番号がふられている。
地図上だとホテルは下記の場所(Lorong Sinsuran 3aと3bの間)になる。
行けば分かるが、ローカル色に富んだ街並である。(グーグルマップで見ても分かるけど)しばらくすると目が慣れるが、最初はおなじような建物にどこにホテルがあるのか確実に迷うと思う。
おまけにホテルの入口も小さく分かりづらい。とりあえず、ホテル周りはこんな感じで、ホテルの入口の場所は下記になるから、確認しておいてほしいw(特に夜は見つけるの難しいと思う)
自分が行ったときは『XPAX』という看板が目印になったけど、それもいつまであるかわからないから、隣の『Classic Kinabalu Hotel』の看板を目当てに探すと確実。
このような看板はあるにはあるが、Lorong Sinsuran 3a の小道に入って初めて目にできる。
カプセルホテルのようなベッド
何はさておき、気になる部屋のご紹介から――――。
ROOM3は女性専用の部屋。8つのベッドがある。
ライト、コンセントは1つ。
マレーシアのコンセントは3つ又のBFタイプなので注意!!変換アダプタを持っていきませう!
電圧も違うは違うけど、パソコン、スマホ、デジカメ等ガジェト類はたいてい海外でもそのまま現地の電圧に対応している。(が、念のためにちょっと確認を!)海外の電圧は日本より高いことが多く高速で充電できる。
で、注意する点はもうひとつある。コンセントは1個しかないから、複数同時に充電したいときは、こういうのを持っていくほうがよい。
普通のホテルなら部屋の中に複数コンセントがあるけど、カプセルホテルならではの注意点だ。(下の画像にも写っている)
で、ベッド周りについて。
シーツ、布団カバー、枕カバー共にとても綺麗で清潔感あり。こういうホテルでここまで綺麗だったのは初めて。
変なにおいもなく、滞在中とても満足いくものだった。バスタオルは3日に1回無料で取り替えてもらえる。
エアコンも良く効いていた。自分は寒いとまではいかなかったが、人によると寒いと感じるかもしれない。ただ、掛け毛布?がわりとしっかりしたもので、よくあるマルチカバーみたくペラペラのものではなかったので、 十分寒さは防げると思う。
ベッド周りでひとつ言うとすれば、画像でも分かると思うが、カーテンがすこし開いている。このカーテン上段からずっとつながっているため、上の人がカーテンを開けると自動的に下段も開いてしまう。
多分自分が下段にいるのを知らずに・・・だったと思うが、思いっきりザッと開けられてビビッた。
あと、これを言うとクレームモンスターみたくなってしまうが...カーテンの外側が人が歩ける屋根みたいな感じなんだけど、ゴミがすごかった。(画像は載せません)
カーテンを開けると思いっきり目の前にゴミが散らかってるんだが、こっちの人はこういうの平気なのかな??
トイレ・シャワー
女子トイレは1つ
男性用トイレ2つに対し女性用トイレは1つしか無い。これをどうみるか・・・(個人的には特に不便は感じなかったけど、満室だとツライかもしれない)
一番奥から、「女性用トイレ」「男性用トイレ①」「男性用トイレ②」「シャワー」という並び。
あ、トイレの薄い扉ひとつ隔てた向こう側は普通の通路であり、男女共に人が通る。(これをどうとらえるか・・・受付けない人もいるかも)
シャワー
シャワーは2つ。上記の画像のシャワーの手前、通路を挟んだ反対側にもうひとつある。
気をつけるのは、シャワー室に入る前に、下記の画像の『熱水器』をONにすること!これを忘れると中の湯沸かし器でいくら調節しても水しか出ない。
シャワーは嬉しいハンディタイプ。(壁固定式は日本人苦手な人多し)水圧も強くはないが、まあ普通で不満は無し。
あと、海外のシャワーで水はけ悪くてテンション下がることが多いが、ここの水はけは素晴らしかった。排水口も見えないタイプでたまった髪の毛がを目にすることが無いのが個人的に感動。(非常に珍しいと思う)
まさかシャンプー、ボディソープがあるとは知らず持参してしまったが、こういう具合に提供されてるので参考にしてほしい。
ここにあるのは、『シャンプー(リンプーかは不明)』『ボディソープ(わりといい匂い)』『洗濯用洗剤(意外!)』の3点。
このシャワーには脱衣場という気の利いたものはないから、当然中で脱ぎ着することになる。
しかし、物を置く場所が一切ないから濡れては困るようなものはビニール製の袋に入れて引っ掛けておくのが良い。引っ掛けるフックみたいなのは壁についている。
洗面所
シャワーの後の身繕い等はここですることになる。強風のドライヤーもある。
化粧ポーチや歯ブラシ、タオルなど小物を置く場所は鏡に映ってるプラスチックのミニ棚のみ。
シンクの前側が斜めってて、頑張ってシャレオツ感出してる風w
もちろん男女共用だが、シャワーからタオル一枚巻いたまま出てきて、お肌のお手入れをしている女子がいて目が点になった。
キッチン周り
コーヒー、紅茶、パン、飲料水など無料。冷たい飲料水も冷蔵庫に入っていた。
皿、マグカップ、スプーン・フォーク、湯沸かしポット、トースター、ゆで卵作成器...等基本的なものはそろっている。
キッチン(ではないかな??)といっても、コンロ等は無いため調理はできない。
冷蔵庫も自由に使用できるが、使用するときは自分の食料に記名しておくこと。(マジックペンが用意されている)
なぜか記名済みのyoyoカフェのミルクティが無くなっていたのはショックだったが...
そして、信じられないかもしれないが、キッチンのそばにあるのはこのテーブルと椅子のみ。
幸い自分が利用するときは空いていたけど、正直食べる場所が・・・・座って食べていても他に使いたい人がいるんじゃないかと落ち着かない。
ベッドのある部屋での飲食は禁止だからツラい。(でも部屋を清潔に保つためにはしょうがないと理解できる)
朝食
朝食はパン、コーヒー・紅茶のみのコンチネンタルブレックファスト。パンつけるジャム類は数種類あり有難い。プラス、卵は毎日、フルーツ(りんご)がおいてある日もあった。
朝食に関しては個人的にはこれで充分満足だ。
どうせ外でいろいろ食べるつもりだし、無いなら無いでいいくらい。(宿泊料金に還元してもらえれば)
ゆで卵を自作する容器が映ってるが、温泉卵のようなゆるいのしかできなかった。まあ火を使えないからしょうがないか・・・
で、問題はここから。
ここでは、自分の食べた食器類は各自で洗うルールになってる。それは良いのだが・・・どこかで見覚えのある画が!
そう、先に紹介した洗面所。その逆側はこんな風になっていて、洗った食器は横の棚に干しておくスタイル。
食べ終わって食器を持っていくと、身繕いしてる人がいるんだなーこれが。そこで食べ物で汚れた皿を恐縮しながら洗うのは、正直心理的負担が大きかったかな。
ネット回線
ホテルの中はwifiが飛んでおり無料で使える。
以前泊まったホテルの無料Wifiは大変つながりにくく難儀したから今回も心配だったが・・・
使い心地に関しては全く問題ナッシング!つながり易い&サクサク閲覧とストレスフリーなネット回線だった。
ホテル内で飛んでる回線は3つだったかな?どれにつないでも不便を感じたことは一度も無かった。
セキュリティ
カードキー
ベッドルームに入る用にカードキーを渡される。このキーはホテルの出入口にも使用可能。出入口はホテルのスタッフに都度開けてもらう必要があるという口コミがあったが、そんなことはなくカードで出入りできる。ドア前で黒い四角いプラスチックにカードをかざすと緑ランプがついて解錠される。
スタッフが帰着を察知してその前に中から解錠してくれることもある。
鍵付きロッカー
ベッドルームのベッドは個々カーテンがついており、個室感があるもののセキュリティは無いに等しい。貴重品は部屋の外のロッカーに入れる。
ただ、これがかなり面倒くさい。心配な場合は食事、トイレ、シャワーに行くたびに充電を外してタブレットやスマホをロッカーに入れなければならない。
ロッカーがベッドのそば(可能であればカーテンの内側)にあると尚良いが、まあそれは贅沢というものか。
このスタイルのドミトリーは貴重品の扱いがとにかくめんどくさいので心しておくように。
ロッカー
手狭感は否めない
予約サイトの写真では感じなかったけど、実際に泊まってみると正直、宿内の手狭感はありまくった。とにかく余分なスペースが無いに等しい。
しかし、この宿の『立地』と『利便性』は素晴らしく、それらを得る代わりに手狭感はしょうがないかと。
そう簡単に拡張はできないのは理解できるし、狭小の中で試行錯誤とても頑張っている。清潔感がありとてもよい宿なので、上下の階のテナントが空いたら是非拡張して快適性を追求して頑張ってほしい。
個人的にはソファのリビング部屋をテーブル、椅子を数個置いて物を食べる空間にしたらよりよいと思った。
あの部屋は、テレビとソファが鎮座しており、ソファは1カップルくらいしか座れないし、2人が寛いでいるとなかなかその空間に入っていくのは難しい。
あのスタイルの部屋だと、同時に利用する人数が限られてしまうと思う。
スタッフさんについて
たまにこういうホテルの受付にとんでもなく無愛想な人が座っていることがある。
しかし、ココは受付にいる人に限らず、スタッフ全員とても感じがよかった。
あと、利用者が快く使用出来るよう心がけている姿が印象的だった。
ここのスタッフさんは、気づくといつも頻繁にバスルームとトイレの掃除をしていた。だから水回りがいつ見ても綺麗で快適に使える状態が保たれている。
ドミトリータイプの宿の共同トイレ、シャワーはどうしても汚れがちで、気持ちよく使えることがまれなんだけど、ここは本当によく管理されているなあと思った。
総括
また泊まりたい!