1泊目の朝もなんとなくカユい感じがして、あちこち刺された痕はあった。
ベッドのシーツの上を注意深く見たけど何もない。
スタッフに言おうか迷ったけど、まだ確証はないしもう一夜様子をみることにした。
今朝、やっぱりまたあちこちやられたみたいでかゆい!今度はかなり念入りにマットレスの横も確認したら…案の定だ…
そこには茶色くて間違いなく南京虫(なんきんむし)=トコジラミがいた。実際目視したのは2匹。でもマットレスの中にはもっといると思う。
スタッフに訴えて、すぐにベッドまで一緒にきてもらう。
南京虫はすごくしつこくて、ちょっとした殺虫剤では死なないのを知ってたから、マットレスを交換するか、ベッドを移動させてもらおうと決心して強く交渉することに。
マットレスのサイドの黒くなってる部分を指して、絶対中にもいるし、マットレスを交換するか、ベッドを移動したいと訴えた。
でも、理解してるのかいないのか、彼と言えば車のホコリを落とす羽のようなので羽の部分がビニール製のやつをもってきて、ベッドのシーツカバーを撫でるのみ。目を疑った。
そんな生易しい処置で済まそうとしているのをみて、この人は本気でどうにかしようとしてるのか?と正直怒りが湧いてきた。
さらに強く「もうこのベッドでは寝たくない。他に空いてるベッドは無いのか?マットレスの中にも絶対いるから!」とさらに言うと、多分別のスタッフにどうしたらいいのか聞きに行ったんだと思う。
今度は、霧吹き状の虫キラーみたいなのを持ってきて、黒くなってる部分に吹きかけ始めた。
ちなみに、マットレスは手前より奥の壁側の方がさらに広範囲で黒くなってて、血も滲んでた。
他にいないか探しながら霧吹きをかけるんだけど、ほかにも見つけるや潰したものを、マットレスから払うだけで、そのままベッドが置いてある板の上に落としてるだけ。
え、まじ?死骸を板の上に落としたままかよ?と思い「バキュームはないのか?」と聞いたらどっかから取ってきて吸い始めた。あるなら最初からやればいいのに。
これ言わなかったら死骸はそのままにするつもりだったんだろうな。なんでこっちが雇い主みたいに指示しなきゃならんのだ?
この人南京虫について全然分かってないな。
ちなみに、ネットでちょっと検索するとわかると思うが、南京虫を駆除するのには熱湯を掛けるとか専用の業者に頼むとか、かなりの苦戦を強いられる。
バルサンごときはほとんど効かない。
ベッドを移動させる気もないとみたから、その人はそのまま放っておいて、カフェにいた別の人に部屋の空きはないのか?と調べてもらって、ありそうな気配を見せたから一緒に来てもらった。
また黒くなってるとこを指して、これ中にもいるから、ベッドを変えてくれと訴えたらあっさり別のベッドに案内してくれた。
なんだまだ空いてるんじゃん…なんで最初からかえてくれなかったんだろう?さてはさっき最初のスタッフが相談しにいったとき「なんとかベッドの交換をしない方向でいいくるめろ」とでも言われたんじゃないかと不信感でいっぱいになった。
いくら、ムシキラーの霧吹きを黒くなってる部分(ベッドの上っ面)に振りかけても中に潜んでるのには効き目がないと思うんだが。
それにこんなところどころ南京虫のフンが滲んでるマットレスで誰が寝るか!無料で居候でもさせてもらってるなら、これでもいいよと言うけど、一応客なんですが…
移動したベッドに荷物を移してると、女性のスタッフが焦った様子で飛んできた。女性なんで、背中のあちこち食われた部分を見せて訴えた。
こういうのが体中に出来て尋常じゃなくかゆい
そしたら、移動先のベッドもすぐ点検してくれて、ドクターに行く必要があるか聞いてくれた。
まあ、そこまでする必要はなかろうと、大丈夫な旨伝えると、塗り薬を買ってこようか?ときいてくれたからお願いした。
すごいクレーマーのように聞こえるかもしれないけど、南京ムシにやられた経験のある人ならあの黒くなったベッドに戻る気にならないのは理解してもらえると思う。
その痒みは蚊にさされたのとはレベルが違う。熱を持って痕もなかなか消えないし。厄介なのは、刺された当日よりも2.3日後さらに痒みがひどくなる。
一番残念なのはマッサージやスパも諦めないといけなくなったこと…施術の影響はないと思うけど、エステの人も見たら引くと思うから。体中あちこちやられてるし。肉眼で確認したのは2匹だけど、おそらく2匹だけじゃないなこれ。
南国なら南京虫がでる可能性があるのは理解してる。いくら注意しても湧いてしまうのは…完全に防げないことも。
でもあんなに黒くなるまでマットレスを放ってあったのは点検すらしてなかったんだと思う。南京虫発生したときの対処って、南国でホテル経営するんならなんかかんか対策をするんじゃないの?
さらに虫がいるということが分かって、もうこのマットレスは使いたくないっていってるのに完全無視され、他のベッドがあいてるにもかかわらず、強引にクリーニングを続けて移動自体を阻止しようという魂胆がみえたのは不信感がぬぐえないけど、女性スタッフが迅速に動いてくれたから怒りをなんとか抑えて、引き続き宿泊することにした。
【追記】南京虫騒動の翌日だけど、朝起きたら前日のマットレスが新しいのに変わってた。こんなあっさり新しいマットレスが出てくるのに驚き。昨日は替えてくれと何度言ってもスルーして南京虫マットレスを使わせようとしてたのに。さらに不信感が募ってきた。
それでもこのカプセルもどきは人気です。総合評価も高い。
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